中国・華東理工大学への交換留学を経験した学生に、現地でのリアルな生活や準備して良かったもの、逆に現地で調達して正解だったもの、留学費用の内訳、娯楽や日常の過ごし方まで、詳しく語っていただきました。これから中国への留学を考えている方にとって、きっと参考になる情報が詰まっています。「楽しみ100%ではなく、少しの覚悟も必要」――そんな先輩からの等身大のアドバイスもぜひご覧ください。
Q:日本から持参したほうがよいもの、あるいは逆に現地で調達したほうがいいものを教えてください。
日本から持って行ったほうがいいのは、日本製の薬や日常的に肌に使うものですね。(シャンプーやリンス、ボディソープ、衣服洗剤、柔軟剤等。華東理工は洗濯機に付属で付いていて、追加料金で使用できますけど、日本の方がいいと思います。)
一方、現地調達推奨なのは、衣類、靴、バック、タオル、ドライヤー、傘などの比較的持ってくる時に嵩張るものです。持ってくるより淘宝や拼多多で買った方が安いです。帰国前に現地で処分してもいいかもしれません。
Q:おすすめのカードや送金方法があれば教えてください。
現金、クレジットカードは留学中一切使っていませんが、クレジットカードをAlipayや微信と繋げると、中国の銀行を開設するまでの支払い方法として使えます。
Q:交換留学の場合、学費は普段以上にはかかりませんが、それ以外で留学中にかかる費用について教えてください。
まず寮費は別途かかります。4ヶ月分(3-6月分)を一括で払う形で、支払いは微信かアリペイでした。クレジットカードも対応しているみたいですが、他の支払いより多く手数料がかかるようでした。金額は大体24万円(月6万円)程度でした。
次に通信費ですが、部屋に専用のWi-Fiを設置したのと、自身の電話番号を作ったのを併せて毎月約100元弱でした。中国移動のアプリから毎月使った分チャージという形でした。私は基本、外でも気にせずスマホを使っていたのと、教室が寮の1階だったため、寮のWi-Fiは使い物にならないことから、授業中はスマホとタブレットをインターネット共有で使用していました。
Q:その他の生活費はどうでしたか。
服、靴、その他生活で必要なもののほとんどを中国で調達したため、その費用が全て合わせて約2万円ほどでした。服も靴も沢山買いましたがとっても安かったです。拼多多や淘宝は本当に安いので、沢山買っても金額としてはとても安く抑えられました。食費は学食、美団、外食の三択で、飲料水なども購入する必要がありました。また休みの日は土曜日か日曜日、どちらか必ず出かけていたこともあり、食費は月3-4万円程度でした。
交通費は基本、地下鉄とタクシーをよく使用していましたが、毎月3,000円程度でした。
私はディズニーに数回行ったり、観光地のほとんどを訪れたり、漢服などの体験などもいくつかしたため、娯楽費用などは出費の多くを占めていると思います。また、ネイルも毎月していたので、その出費もあります。それらが大体月3-4万円でした。
Q:これから留学を考えている後輩にアドバイスをお願いします。
中国に来る前は楽しみ100%で全てがうまくいく自信があったけど、絶対辛いことが起こることを想定した方が精神的に楽だと思います!何回も日本に帰りたいと思ったけど、留学が終わる頃には、帰りたくないほど楽しい毎日だから、毎日を楽しむことが病まないポイントだと思います!!!