IGARASHI Takayuki五十嵐 隆幸

専門領域

中国近現代史、国際関係史
[研究業績詳細]

担当授業(2026年度)

現代中国入門、中国の文化、中国語6(会話)、通訳ガイド中国語、中国語専門セミナー、中国語特別セミナー

自己紹介・学生へのメッセージ

中国語学科の教員としては少し異色かもしれませんが、私は実務の必要から30歳で中国語の学習を始めました。仕事にも役立ちましたが、それ以上に大きかったのは「世界の見え方」が変わったことです。

同じニュースでも、中国語で読むと意味が違って見えることがあります。言葉や立場が変われば、世界の捉え方も変わる――その実感こそが最大の収穫でした。

中国と台湾に関心を持ったきっかけの一つは、映画《宋家の三姉妹》です。両岸に家族が分かれて生きる姿に触れ、国家の分断とは何かを考えさせられました。

こうした関心を出発点に、中国と台湾の歴史や国際関係、安全保障を研究してきましたが、考え続けてきたのは「どうすれば対立を避けられるのか」という問いです。そこで感じたのは、相手を理解するためには、相手の言葉で向き合うしかないということでした。

中国語を学ぶことは、単語や文法を覚えることにとどまりません。相手の考え方や文化に触れ、その違いに気づくことが理解への第一歩になります。シンプルに言えば、一緒に美味しいものを食べて、笑いながら会話ができる関係を築くことが大切だということです。

ちなみに私は四川料理やタピオカミルクティーが大好きで、辛さに汗をかきながら、甘さに癒やされながら語り合う時間は、なかなか侮れない「国際交流」だと思っています。

外国語を学ぶことは、世界の見え方を広げ、他者と心を通じる力を育てます。それは小さくても確かな「平和への一歩」です。中国語という新しい言葉を手に入れて、世界に向けての一歩を踏み出してみましょう!

ゼミ紹介

中華圏や中国語圏、そして世界に広がる華僑華人の動きを手がかりに、「人・モノ・データの移動」という視点から現代社会を考えていきます。

華僑華人ネットワーク、チャイナタウン、観光、デジタル空間、メディアやエンターテインメントなど、一見バラバラに見える現象をつなぎ合わせながら、中華圏の広がりとダイナミズムを立体的に捉えていきます。

文献の読解や発表、ディスカッションに加えて、フィールドワークも取り入れます。実際に街に出て観察したり、体験したりすることで、教室の中だけでは見えてこないリアルな社会の動きを感じ取ることを重視します。

大切にしているのは、正解を覚えることではなく、「なぜそう見えるのか」「なぜそうなっているのか」と問い続けることです。自分で問いを立て、自分の言葉で説明する力を養っていきます。

「海外に興味がある」「異文化に触れてみたい」「ニュースの見方を深めたい」など、きっかけは何でも構いません。それぞれの関心を卒業研究としてまとめていきましょう!

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