略歴
目白大学外国語学部中国語学科准教授。
防衛大学校総合安全保障研究科後期課程修了。博士(安全保障学)。防衛大学校防衛学教育学群准教授、防衛研究所地域研究部中国研究室所員・専門研究員を経て、2026年より現職。愛知大学国際問題研究所客員研究員。
専門は中国近現代史、国際関係史。中国と台湾の関係(中台関係・両岸関係)を中心に、歴史・国際関係・安全保障の視点から研究している。
主な著書に『大陸反攻と台湾―中華民国による統一の構想と挫折―』(名古屋大学出版会、2021)、『台湾有事―歴史・軍事・安定のメカニズム―』(中公新書、2026)など。『大陸反攻と台湾』で大平正芳記念賞、猪木正道賞、国際安全保障学会最優秀出版奨励賞(佐伯喜一賞)、地域研究コンソーシアム賞を受賞。
自己紹介・学生へのメッセージ
中国語学科の教員としては少し異色かもしれませんが、私は実務の必要から30歳で中国語の学習を始めました。仕事にも役立ちましたが、それ以上に大きかったのは「世界の見え方」が変わったことです。
同じニュースでも、中国語で読むと意味が違って見えることがあります。言葉や立場が変われば、世界の捉え方も変わる――その実感こそが最大の収穫でした。
中国と台湾に関心を持ったきっかけの一つは、映画《宋家の三姉妹》です。両岸に家族が分かれて生きる姿に触れ、国家の分断とは何かを考えさせられました。
こうした関心を出発点に、中国と台湾の歴史や国際関係、安全保障を研究してきましたが、考え続けてきたのは「どうすれば対立を避けられるのか」という問いです。そこで感じたのは、相手を理解するためには、相手の言葉で向き合うしかないということでした。
中国語を学ぶことは、単語や文法を覚えることにとどまりません。相手の考え方や文化に触れ、その違いに気づくことが理解への第一歩になります。シンプルに言えば、一緒に美味しいものを食べて、笑いながら会話ができる関係を築くことが大切だということです。
ちなみに私は四川料理やタピオカミルクティーが大好きで、辛さに汗をかきながら、甘さに癒やされながら語り合う時間は、なかなか侮れない「国際交流」だと思っています。
外国語を学ぶことは、世界の見え方を広げ、他者と心を通じる力を育てます。それは小さくても確かな「平和への一歩」です。中国語という新しい言葉を手に入れて、世界に向けての一歩を踏み出してみましょう!
担当授業
2026年度の担当科目
- 01ベーシックセミナーⅠ・Ⅱ
- 02中国の文化
- 03現代中国入門A
- 04通訳ガイド中国語A・B
- 05中国語6A・B(会話)
- 06中国語専門セミナー
- 07中国語特別セミナー
ゼミの紹介
中華圏や中国語圏、そして世界に広がる華僑華人の動きを手がかりに、「人・モノ・データの移動」という視点から現代社会を考えていきます。
華僑華人ネットワーク、チャイナタウン、観光、デジタル空間、メディアやエンターテインメントなど、一見バラバラに見える現象をつなぎ合わせながら、中華圏の広がりとダイナミズムを立体的に捉えていきます。
文献の読解や発表、ディスカッションに加えて、フィールドワークも取り入れます。実際に街に出て観察したり、体験したりすることで、教室の中だけでは見えてこないリアルな社会の動きを感じ取ることを重視します。
大切にしているのは、正解を覚えることではなく、「なぜそう見えるのか」「なぜそうなっているのか」と問い続けることです。自分で問いを立て、自分の言葉で説明する力を養っていきます。
「海外に興味がある」「異文化に触れてみたい」「ニュースの見方を深めたい」など、きっかけは何でも構いません。それぞれの関心を卒業研究としてまとめていきましょう!
講演・解説動画
YouTube・SNET台湾台湾修学旅行アカデミー 第19回「台湾の兵役」台湾の兵役制度について、防衛研究所在職時に解説した講座です。日本国際問題研究所・ウェビナー「台湾問題と日本の対応」を論じる『国際問題』2026年2月号の執筆者による討論(2026年3月3日)。パネリストとして登壇しています。
主な著書











